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鍼灸治療を受ける際の注意点

鍼灸は約1500年もの長い歴史を持つ治療法で、様々な病気の苦痛を緩和し、人間が本来持っている回復力を引き出すことを目的としてなされるものです。鍼灸治療は一定の要件を満たす場合においては「保険診療対象」となりえます。一定の要件とは、神経痛やリウマチ等「対象となる傷病の治療」として用いられていることと、医師が鍼灸治療の施術に同意していることです。保険診療の対象となる為には、以上2つの条件を両方ともクリアしている必要があります。また鍼灸治療には副作用がないと思っている人も多いですが、これは誤りで全くないわけではありません。人によっては鍼灸の施術により疲労感や倦怠感、眠気・めまい・ふらつき等の諸症状があらわれることがあります。その他局所性の有害反応として、微量の出血や刺鍼時痛・皮下出血等を引き起こすこともあります。これらの副作用の発生率は決して高いものではありませんので、神経質になり過ぎる必要はありませんが、施術を受ける際には一応念頭に置いておきましょう。

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